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字通を読む!その2 なんで「法」はさんずいなの?

難しい漢字に限らず、何でこの漢字はこう書くの?と疑問に思うことがあります。
漢字の成り立ちが容易に想像できるものもあれば、なんでと思うものも。

その一つに「法」があります。

方法、法律、法則、とどれをとっても水に関する意味が想像できませんね。

この「法」という漢字の字体は実は省略形で、本字は「灋」と書いていました。

なんだか難しそうな漢字ですね。

「廌」の部分が省略されました。

字通によると、この鹿っぽい漢字「廌」は神判に用いる神羊の象形です。

「去」の部分は、「土」が人、「ム」が蓋を取り去った器を表します。
この器は、神に誓う時に用いる器(その誓いを破ったとき自ら定めた罰に服する)で、神判に負けたら、蓋を取ってその人とともに水に投棄されました。
「去」は敗訴者を意味します。

ここで水が出てきました。
このとき「廌」も投棄されるので、「灋」という漢字ができました。
「灋」は廃棄を意味し(廃の意味でも使っていた)、後のこれが刑法、法律の意味になりました。

さて、「廌」ですが、これを部分に持つ漢字を我々は常用漢字として知っています。

それは「推薦」の「薦」です。
「廌」を草に包んで神にすすめたことから、「薦」という字体になったとか。

もう一つ、少し字形は変化してますが、「慶事」の「慶」
これは「廌」の胸に「心」を置いた字で、神判に勝訴した「廌」の胸に、心字形の文飾を施し、吉慶のしるしとしました。

一見関連性がないように見える漢字「法」「去」「薦」「慶」は、神羊を使った神判に関係してできあがった漢字だということがわかりましたね。
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